2008.11/7開始。BLと猫とドールをこよなく愛しています。
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藤たまきさんの『遊覧船』のレビューを書きたいのに、肝心の本がどこへ紛れ込んだか出てきません。
とにかく整理をしなきゃいけないんだけど、オークションへの出品物と、落札物が渾然一体となって、もう何がなんだかわからなくって。 出品物が減っていくといいんですが、最近売れが悪く、はけません。 リピーター様狙いにおまけをつけているんですが(送料に余裕があるときは1冊おまけしてます)、それがいかんのかなぁ。 おまけとはいえ、キレイな本を選んでいるし、今のところクレームもなく、喜んでくださってる方が多いのですが・・・。 でも、未読のものでも、自分が読みたくないものはゴミになるだけ(ちょっと不適当な言葉ですが、思いつかないのでスミマセン)でいらんお世話だったりするのかなぁ。 中古書店様の買取率は恐ろしく悪いし、大事にしてたものなので出来れば欲しいと思っている人にお譲りしたいし・・・ってなると、やはり私はオークションがベストで。 ちょっと落札や購入を減らしていかなきゃいけないです。 出来るかなぁ・・・。 でも、母は床が抜けるとか、本の重さで家が傾いてるとか脅すし。 まんざら、脅しってわけじゃなく、実際、雑誌の重みでアパートの床が抜けたといつかのニュースで言ってて。 さすがに自分の家がそうなるのは避けたい。 とりあえず、『遊覧船』探します。 PR
今日は秋月こおさんの『カシミアのダンディ(上下)』(KAREN文庫)について書きます。
前々回の記事に、一直線に恋をする受けよりも、グルグル悩む受けの方が好きだと書きましたが、訂正。 一筋クンの健気さもかなり好きです。 この作品に出てくる子は東京へ夢を持って出てくるのですが(施設で育った愛に飢えた15歳)、悲惨を極める体験を次から次へとします。 まぁ、自業自得なところも無きにしも非ずなんですが、15歳の少年がお金も庇護もなく、たった一人で大都会で生きていこうと思えばそりゃ、普通の神経では出来ないでしょう。 始めは日雇いの仕事に紛れ込んで働いているのですが、そのうち、地道に働くよりも楽にお金を稼ぐ方法(スリ)に手を染めるようになり、そこから段々、身を持ち崩すというか堕ちて行きます。 堕ちる時はもう加速度がつき過ぎるほどの勢いでかなり危険な目にも遭い、もう読んでるのが辛いようなことにもなっちゃうんですが・・・。 その天涯孤独のたった一人の魂をいつも救っていたのが、彼、徳永公彰の存在で。 彼は源氏名を『アキト』という、新宿の超有名なホスト・・・は表の顔で実ヴァンパイヤだったりします。 彼(智彦)は公園で野宿をしてて初めてアキトを見て以来、ずっと彼を慕い続けるんですが、その一途さが半端じゃない。 アキトがヴァンパイヤとわりと早くの段階で知るのですが、それと知ってもその思う気持ちはまったく変わらず、彼のまわりをうろちょろしてはアキトに冷たくあしらわれます。 もう少し優しくしてあげてと声に出して言いたくなるほど、アキトは智彦に冷たいし、遠ざけようとします。 そんな場面が何度も出てくるんですが、その度に切なくて泣けます。 最初はこういう人になりたいというただ単に憧れていたのが、いつのまにかそれが恋だと知り、彼はもっとアキトにのめりこんでいきます。 智彦はアキトに出会ってからも死ぬような目に何度も遭うし、死にたいほど絶望にも陥りますが、その生をギリギリで支え続けるのがアキトで。 でもね、もっと早く智彦に優しくしてあげてたら、ここまで苦しい目に遭うことはなかったんじゃないかと思うんですよ。 だけど、アキトは死ねない哀しい性を背負ってきて、人間よりよほど人間らしい弱い心を持っているんです。 自分が誰かと共存していくなんて、もう思えないし、自分はたった一人で生きていくのがふさわしいと思い込んでいるから、智彦の気持ちは迷惑なだけで。 でも愛しく思う気持ちは持っているんです。 とても、とても不器用なヴァンパイヤ。 下巻では、相当ジェットコースター並の展開が待ち受けています。 それこそ、ハンカチは必需品です。 智彦は彼が死ぬほど好きだけど、彼を困らせるようなことや、彼に不利になることだけは決してしません。 それどころか、自分は彼に釣り合わない(スリをやっていたこととか、不良だった過去の行いなどが)ことをひどく後悔し、彼から去ろうとします。 そして去った後も彼を思い続ける智彦の健気さは、『健気な受けNo.1』の称号を与えたいほどです。 どうか、智彦以上に健気な受けがいましたら、お教え下さい。 本当に究極の愛を知った思いでありました。 私がBLに流れ着いた過程をちょっと思い返していました。
どうやら私は、一直線に恋をする『受け』よりも、どちらかというと恋に対して臆病で、よく悩む『受け』が好きみたいです。
そんな受けには、是非、今まで軽い恋はしたことはあるけれど本気の恋はしたことがないという大人の『攻め』をあてがいたいと思ってしまいます。 美樹静さんの 『True Love』 はまさに、そんな要求にこたえるような作品でした。 二十歳の理系の大学生と建築関係の会社に勤めるサラリーマン。 2人が出会うのはたまたま開かれていた、とあるバーのパーティです。 克巳(受け)は何も知らずに間違えて入ってしまうんですが、実は女性は一人もいないパーティで。 おわかりですね。 友人を失くしたばかりの克巳はどこか寂しげで、影があって、放っておけないオーラがぷんぷんしていたことでしょうね。 悪い虫がつく前にと、オーナー(?)が紡木という大人の男性(友人)を紹介します。 ちょっと、そこからはブラインドデートか、お見合いかって風に話が進んでいきます。 で、紡木は克巳を気に入るんですが、克巳は人間不信が続いていて、なかなか心が開けないんですよ。 そして、恋に積極的になりかけたとき、紡木の前の恋人(男)が現れて・・・。 ここで、克巳はいっそ潔いほどに紡木に決別を告げます。 『切る』という言葉がぴったりなくらい、さっぱりと。 結局、臆病なんですよね。 人に深く関わることに対して弱気になっている。 いじいじしているというのと、また違って、なんなんだろう、言えることは、やっぱりこういう子には包容力のある大人じゃないとダメだなっていうか・・・。 でも、結局、克巳は自分で選ぶんですよ。遠回りしてしまうけど・・・。 時々に語られる、紡木の克巳に対する想いというのは半端じゃないくらい甘いです。 『君が冷めてしまっても、俺はずっと好きだよ。俺は君以外はいらない。好きでもない奴と付き合うより、一人で君のことを考えてる方が、ずっと楽しい。君が幸せでありさえすればそばにいるのは俺じゃなくてもいいんだ』 こういう、好きすぎて独占欲さえ持てないという愛、ちょっと感動します。 よかったなぁって、ホント、思いました。 表題作の他にもまた別のカップルが出てくるお話が入っています。 そっちも、また違ったテイストで楽しめますよ。 『True Love』 は、手元において、疲れたときなどによく読み返しています。 幸せな気持ちにさせてくれるとてもありがたい本です。
出勤前です。
たいてい、お昼からの出勤なので、午前中は好きなことをしています。 本を読んだり、ネットサーフィンをしたり・・・。 で、今日はオークションに出品する準備をやっていました。 たいてい、週一の間隔で出品しています。 これが、結構手間がかかる。 商品の写真を撮ったり、原稿を作ったり。 原稿はあらかじめ、テンプレートでつくってあるのにその都度、あてはめていくんですが、あらすじとか書く方なのでかなり面倒なんです。(ブックレヴューのあらすじから取ってきているだけだけど) たまに間違えて、違う本に違うあらすじをつけることもあって・・・。(それはただのドジなだけですが) まぁ、そういうこともあって、今、私の机の上は積み上げられた本でごちゃごちゃになっています。 カバーをつけているので、めくらないとどれがどれかわからないという・・・。 読みかけの本までどこかへいってしまいました。 で、レビューを書こうと置いていた『遊覧船』も見当たらず・・・。 次回に回すか・・・。 今日はそんなわけで、急遽変更して、美樹静さんの『True Love』を紹介します。 この作家さんもあまり出版されてません。 花丸ノベルズから2002年に発売されています。 二段に書かれているので、読む前からちょっと嬉しかったりします。 私は読み込みたい方なので、この『二段』というだけで、『やった~!』と思ってしまいます。 好きな本をどれだけ長く楽しめるかというのは読んでいる最中にないですか? 一字々、読むのがもったいないってい思うような。 残り枚数が減ってくると泣きたい様な気持ちになるようなことは・・・。 めったにないですが、そういう本に出会えときは飛び上がりたいほど嬉しくなりますよね。 ・・・とか、言ってたら、仕事へ行く時間になってしまいました。 かんじんなことをまだ書いてないのに・・・。 中途半端でスミマセン。 詳しいことはまた帰ってきてから載せますね。
中学生の時は書記なんぞをやっていました。
別にこれと言って字がキレイだったわけじゃないんですが、習字を習っていたというだけで、なぜか気がついたらなっていました。 生徒会って、でも普通だったな。 とりわけ楽しかったという思い出はない。 どっちかというと、なんかの集会の度にクラブ活動とか休まなきゃいけなかったし、遊びたい盛りなのに放課後残らなきゃいけなかったりと嫌でしたね。 ま、親友が図書委員の部長だったから、いっつもくっついてました。 生徒会なのに、部の方になびいてたという・・・。 ちょっと、そんな裏切り者でした。 今日紹介する、依田沙江美さんの『チョコレート・キス』(全3巻)にもたくさん制服の男の子が出てきます。 そしておもに生徒会が舞台。 私が初めて『チョコレート・キス』に出会ったのは、ドラマCDの方が先だったんですよね。 正直、好きな声優さんが目当てでした。 でも、聞いてるうちにその世界観がとても、ほのぼのとしているっていうか、妙に懐かしさを覚えたというか、出てくる人たちに興味を抱いて、すぐに読みたくなってしまいました。 攻め(油野礼一郎)を慕っているオカマくん(安藤)をCDで聞いたとき、もう涙がでるほど楽しかったんですよ。 保村真さんが演じてらっしゃるんですが、他のCD(『透過性恋愛装置』とか)の保村さんと同じ人とは全く想像がつかないくらい笑えます。 また、役にぴったりなんですって。 正直、助演男優賞(?)ものです。 準主役・・・は言いすぎだけど、このCDに味をつけているのは、はっきり言って、この方。 原作ではそれほど重要なキャラではないですが、それでも要所々の大事な場面に出てきて、立派な脇役キャラを演じています。 転校してきて、礼一郎とくっつく伸哉(受け)をライバル視するんだけど、はじめから相手にされてなくて・・・。 ちょっとゴツイですからね。 やっぱりカワイイ伸哉には負けるでしょう。 やっぱり、ここでもゆっくりお互いを好きになっていく過程が一番好きかな。 二巻からは主役が交代するんですが、油野や伸哉たちも先輩となって出てきます。 これといって大事件が起こるわけでもなく、話はたんたんとした学生生活が描かれているだけですが、そこかしこに散りばめられたエピソードの一つ一つが愛しくて。 『青春』って、二文字を思い浮かべましたぁ。 依田さんは日常のひとコマを描くのが本当に上手な漫画家さんだと思う。 どちらかというとシンプルな絵柄だけど、表情や、表現方法が豊か。 そしてなにより読者の心をつかむセリフを知っている。 また、登場人物の、おっ!と思わせるとっぴな行動がいい。 つまりは天然のキャラが多いってことですね。 うーん。 私は本当に、天然の受けにどんだけ弱いんでしょう。 |
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