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2008.11/7開始。BLと猫とドールをこよなく愛しています。
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今日は友達とランチを食べてきました。

高校時代の友達。親友に値する人です。

連絡をずっと取ってるわけじゃないけど、お互い一番の存在だとは思っていると思う。

いつも愚痴を聞いてもらうばかりだけど、今日は私が聞き役で・・・(笑)

彼女もいろいろあるんだなと・・・思いました。

職場の人間関係は当事者じゃないとわからない悩みですが、それでも誰かに聞いてもらうと違うんですよね。

人の裏を読み始めると、その裏の裏まで読まなきゃいけなくなったり。

自分の我を通そうとすると誰かに迷惑がかかるからと迷っていると、他人がさっさと通しちゃって自分にかぶってきたり・・・。

どこかで思いやりが働かないと円くいかないのに、誰もそうしようとしない・・・とか。

いろいろ悩んだ先に『もうどうでもいいや』って気持ちが待っているんだよねって言いました。

でも、その言葉は単に諦めたり、妥協する意味じゃなく、これだけ色々悩んで、頭を働かせたあげく、それでもわからない時に出てくる癒しの言葉というか・・・。

そういう話をしていたら、彼女がやっとふっ切れたような顔で笑ってくれて・・・。

一人で考えても絶対出てこない結論が友達と話していると見つかる・・・というのがいいです。

また、次に彼女と出会うのは春かな~。

では、レビューに行きますね。

今日はまた魔鬼さんの本です。

桜桃書房から2002年に出版された『恋心の行方』です。

またあらすじ載せます。


無感動、無表情と言われている生徒会長の相原千彰は、3年越しの片想いをしていた。相手は水泳部部長の高瀬陽介。そんな中、学校側から一方的に部の予算削減が持ちかけられる。自分一人が悪役になることで、何とか各部の存続をと考えた相原だったが、そのせいで高瀬からは強く憎まれてしまう。それでも高瀬の為、密かに予算を作ろうと考えた相原は、女装して撮った写真を、裏で売りさばこうという新聞部の海野の提案を受け入れる。写真の売れ行きは絶好調だったのだが…。


楽しく読めました♪

千影の気持ちが高瀬に伝わった時、彼が受け入れてくれて本当によかった。

普通、こう上手くはいかないんだろうけど、千影の親友(海野)がうまく緩衝材みたいになっているのかな。

高瀬はかなり、海野の存在をうるさく思っています。

なにせ、千影にとって、海野への信頼感は相当ですので。

部費を何とか工面するために、千影は新聞部の海野にそそのかされて、一度だけ女装をし、写真を売ります。

それが思わぬ大反響を呼んで・・・・。

また、綺麗なんです、これが・・・。

で、海野は千影の長年の高瀬への片思いを知っているので、その姿で高瀬とデートして思い出を作って来いと言います。

でも、真面目な千影は最後まで高瀬を騙すことができなくて・・・。

案外、正体は早くバレるんですがね。

雨降って地固まるって、こういうことを言うんだろうな。

両想いになってから、苦悩するのはむしろ高瀬で・・・。

何度も頭をかきむしったり、両手で顔を覆ったりやってます。

海野はでも、寂しいでしょうね。

本心はうまくいかないことを願っていたと思います。

策士、策に溺れる・・・。

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マスクをしている人が多いです。

この寒さで風邪を引く人が増えてるんでしょうね。

あと、予防もあるようです。

外国ではよほどの病気でないと、マスクはしないそうですね。(お医者さんとかがするくらいで)

だから、日本に来た人はちょっとびっくりするらしいです。

どんな悪い病気が流行っているんだって・・・。

確かに慣れない人には異様に見えるでしょうね。

さて、レビュー・・・何にしようかな。

ここに1冊、本があるんですが・・・またちょっとばかり、古いです。

いい加減、嫌になってきてませんか?

スミマセン・・・。

なかなか、新しいので好きなのが・・・・ないとは言わないんですが、すぐには出てこなくて。

今日、紹介しようかなと思ってるのは、印象に残っているシーンがあって、それで、結構好きな作品です。

魔鬼砂夜花さんの『幸せという名の欲望』。

アイスノベルズから2004年出てます。奥田七緒さんのイラスト。

ややこしいので、あらすじをまた載せます。


◆戸田は朝のホテルのフロントで、人形作家の御子柴寛と偶然はち合わせた。御子柴は、戸田が勤めている会社が経営する人形創作教室の講師のひとりだった。訳あってホテル暮らしを続けていた戸田に、御子柴は「一緒に住みませんか」と申し出る…。戸田は最初戸惑うが…。—「愛」にはいろんなカタチがある。包み込む愛、追い詰める愛、閉じ込めて離さない愛…。彼らの愛のカタチは…。


・・・むー、あんまり、あらすじになっていない・・・気が・・・。

戸田(受け)は女の人にももてるんです。

すごく、優しいので。

それで、彼は失敗します。

傷つけたくない人を傷つけ、その人は彼のマンションの浴室で自殺を図ります。

その場面が焼きついて、彼は自分のマンションへも帰れず、ホテルを点々として暮らしています。

そのホテルの風呂場にも行けないので、銭湯通いまでしています。

自殺を図ったというのは、彼が兄のように接していた会社の社長の孫娘で・・・。

彼はそれで仕事も辞めています。

でも、その孫娘はまだあきらめていなくて・・・。

自殺の原因は、彼が自分はゲイだと告白し、結婚できないと告げてしまったからなんですが、彼女の頭の中では祖父が反対したから・・・ということに転換されてて・・・。

孫娘のことは大事な人にかわりはなかったんです。ただ、それは恋愛感情にはなれなかった・・・。

彼は自分がゲイだということを悔やみます。あの時、自分が死ねばよかったとさえ思っています。

そして、その孫娘をずっと見守っていた秘書に殺されそうにまでなるのに、彼は彼女たちのことを恨むことができません。

不幸・・・として捉えているんだと思う。

思いを受け入れてあげられない自分も不幸、好きな人が決して自分を好きになってくれない彼女も不幸。

息子夫婦を事故で亡くし、溺愛している孫娘の恋をなんともしてやれなかった会長も不幸。

そういう考え方をバーンと打破するのが、御子柴(攻め)です。(やっと出て来た)

御子柴自身、悲しい過去があって、そのことからも戸田に思い入れをするようになるんですが・・・。

一応、彼は人形作家です。

繊細な作業に似合わないガタイのいい人らしいです。

彼は守ります、戸田を。

そして、いいたいことははっきり言う。

会長にも、彼女にも。

自分の親にも。

御子柴のお母さんが素晴らしいです。

こういうのはきっとありえないだろうと思うので、余計に嬉しかったですね。

終わりの15ページほどがまたいいです。

御子柴と戸田のそれぞれの懊悩が・・・なんともツボにはまりました。

お母さんもナイスフォローしてます。

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