2008.11/7開始。BLと猫とドールをこよなく愛しています。
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どうやら私は、一直線に恋をする『受け』よりも、どちらかというと恋に対して臆病で、よく悩む『受け』が好きみたいです。
そんな受けには、是非、今まで軽い恋はしたことはあるけれど本気の恋はしたことがないという大人の『攻め』をあてがいたいと思ってしまいます。 美樹静さんの 『True Love』 はまさに、そんな要求にこたえるような作品でした。 二十歳の理系の大学生と建築関係の会社に勤めるサラリーマン。 2人が出会うのはたまたま開かれていた、とあるバーのパーティです。 克巳(受け)は何も知らずに間違えて入ってしまうんですが、実は女性は一人もいないパーティで。 おわかりですね。 友人を失くしたばかりの克巳はどこか寂しげで、影があって、放っておけないオーラがぷんぷんしていたことでしょうね。 悪い虫がつく前にと、オーナー(?)が紡木という大人の男性(友人)を紹介します。 ちょっと、そこからはブラインドデートか、お見合いかって風に話が進んでいきます。 で、紡木は克巳を気に入るんですが、克巳は人間不信が続いていて、なかなか心が開けないんですよ。 そして、恋に積極的になりかけたとき、紡木の前の恋人(男)が現れて・・・。 ここで、克巳はいっそ潔いほどに紡木に決別を告げます。 『切る』という言葉がぴったりなくらい、さっぱりと。 結局、臆病なんですよね。 人に深く関わることに対して弱気になっている。 いじいじしているというのと、また違って、なんなんだろう、言えることは、やっぱりこういう子には包容力のある大人じゃないとダメだなっていうか・・・。 でも、結局、克巳は自分で選ぶんですよ。遠回りしてしまうけど・・・。 時々に語られる、紡木の克巳に対する想いというのは半端じゃないくらい甘いです。 『君が冷めてしまっても、俺はずっと好きだよ。俺は君以外はいらない。好きでもない奴と付き合うより、一人で君のことを考えてる方が、ずっと楽しい。君が幸せでありさえすればそばにいるのは俺じゃなくてもいいんだ』 こういう、好きすぎて独占欲さえ持てないという愛、ちょっと感動します。 よかったなぁって、ホント、思いました。 表題作の他にもまた別のカップルが出てくるお話が入っています。 そっちも、また違ったテイストで楽しめますよ。 『True Love』 は、手元において、疲れたときなどによく読み返しています。 幸せな気持ちにさせてくれるとてもありがたい本です。 PR |
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