2008.11/7開始。BLと猫とドールをこよなく愛しています。
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普段、人の中で仕事をしているので、休みの日くらいは人と会いたくないとよく思います。
もともと、外交(?)は苦手だし、アウトドアの性格でもないので。 今日はまた特に風邪でしんどいということもあって、出かけるのが一層、億劫でした。 でも、郵便局など行かなきゃいけないところがあって、しぶしぶ、出かけました・・・・が。 出かけて、よかった! 小さな幸せにいっぱい出会った。 茶色の子猫を見たこと。 もうすぐ、閉店する百円ショップで欲しいものが80円均一で買えたこと。 そこで、よく買いに来てくださるおばぁさんに声を掛けられたこと。 まだ、他にもあるかな。 信号で一度も止まらなくてよかったとか、自動車に狭い道で出会わなかったこととか・・・。 百円ショップはやはり、不況で閉店されるそうです。 店員さんも場所も雰囲気も好きで、私のお気に入りのお店の一つだったのに・・・。 でも、なんとなく、近頃、品物も少なくなっていたし、入荷もしてなかったようなので、うっすらと予感はありました。 悲しい予感とでも言うか・・・。 口に出して聞いたら、本当のことになりそうで怖くて聞けなかったけど、やっぱり・・・だったんだと思いました。 なんか、もうおしまいなんだと思うと、いろいろ買い物かごに入れてました。 たった一つだけ残っていた、うさぎの絵のお皿とか・・・。 仲間がいず、ぽつんと残っているものには、かなり弱いです。 他のお皿は、まだお仲間がいたんだけど、その子はこの前見たときも、さらにその前に見たときも一人(?)だった。 だから、買ってしまいました。というか、家につれて帰ってきた。 母に見せると、ちょっと呆れた顔で『お漬物入れにしたら』と言われました。 うん、かなりいいかも。 そして、いっぱい買って、嬉しい気持ちで帰ろうとしていたら、よくお菓子を買いに来てくれるおばぁさんが声を掛けてくださいました。 こっちからかけるんでは意味がない。 掛けられるから、意味がある。 お店で働いていてよかったなぁと思えるのはいつも、こんな時です。 努力が報われている気がする。 あぁ、私はみなさんから愛されているんだなぁと脳天気に思う。 でも、ホントです。 おじいさん、おばぁさん限定っぽいけど。 たまに、ちょい若い人もいるし・・・ま、いっか。 人間に嫌な気分にされて、でも、人間によって癒されたり、救われる。 人間は偉大だと思うね。 ちょっと、まだ風邪の勢いでハイテンション気味で書いてます。 この勢いで、『花隠れ』の紹介にいきます。華藤えれなさんの作品です。(イラストは『花の檻』と同じ佐々木久美子さん) この間、紹介した『花の檻』と少しだけ、リンクしています。(後半で左近さんが攻めの友人として出てきて、受けさんの相談相手になっています) でも、京都が舞台というのと、攻め(征司)が能の関係者というのは同じです。 性格は全く違いますが・・・。 受けさん(千尋)は貧乏な染色師です。 貧乏・・・というのは語弊があるかもしれないけど、もう店を畳まなきゃいけないところまで行っています。 店をしていた両親が早く亡くなり、自分ひとりの力で妹達二人を嫁がせました。 不況で仕事が減っていき、妹達を嫁がせるにもお金がたくさん要って。 その借金を肩代わりしてくれたのが、猪、いえ、猪飼という家主(京都でも有数な不動産会社の社長)でした。 猪飼は越後屋みたいな男です。 時代劇で、よく、借金のかたに若い娘を自分のものにするという悪い商人、そのもの! でも、千尋は自分で選んだことだからと、その越後屋(猪飼)の元へ行く決心をするのですが・・・。 攻めはヒーローですね。カッコイイ・・・っていうのとはちょっと違う感じに、ヒーローです。 千尋限定のヒーロー。 と言っても、初めはなんて横暴なヤツと思いました。 初めに出会ったときと、二回目に再会した時とまったく印象が違う。 二回目はもうサイアクとしか言えない再会の仕方で、千尋は怒って、寝ている征司のすね毛をガムテープでビリって剥いてしまうほどです。(その前に氷をトランクスに入れるという非常な行為もしています) 二人の気持ちのチグハグな感じがすごく面白い。 千尋は越後屋(もういいって?)に囲われる覚悟はしたものの、男同士で愛するということにまだ理解が出来ていません。 徐々に、かわってゆく千尋の心理描写がよく書けていて、征司を好きになっていく様子も違和感がなく受け入れられました。 征司自身もちょっとピントがはずれているというか、面白い人でした。 千尋の庭の雑草を抜いてやろうとしたのはいいけど、それは千尋が育てていた紫蘇やミョウガだったり・・・。 子供たちにはおっちゃんと呼ばれ、近所のご老人からは外人さんと呼ばれ・・・。 何より、隠し子も出てます。 わー、ちょっと、言い過ぎました。 桜さんが買ってくださって、まだ読んでらっしゃらないのに・・・! もう、言いません。 でも、まだまだ、いっぱい、いろんなことは出てきます。 かんじんなことは言ってませんし。 是非、是非、読んでください。 『花の檻』はしっとり系でしたが、『花隠れ』は月9系かな・・・。 祇園祭とか、京都の好きな風景が出てきます。 どっちの攻めが好きかと言われると、征司かな。 人間として不完全なところが、味があっていい。 続編とか出たら、嬉しいです。(征司の息子の未来を見てみたい!) *密林さんのレビューでは評価が低かったですが、私は5つ☆をあげたい! PR
ハーレクイン小説にはまだ手を出したことがありません。
本屋さんでバイトしていた頃、新刊が入荷する度にまとめ買いされるおばさまがいて、はまると面白いのかなと漠然と思っていたくらいで・・・。 ロマンスの宝庫って感じですね・・・。表紙や帯を見ていると、そんな感じがする。 わからないないくせに、使うというのもなんなのですが、今日、書くのはBL小説においてのハーレクインではないかと思われる作品・・・。 ややこしくてすみません。 何が、どこが、ハーレクインなんだと言われると、答えに窮するんですが・・・。 まぁ、好きな作品なので紹介します。 華藤えれなさんの『花の檻』です。リンクスロマンスから出ているノベルズです。 この作品は他のBLより、少し格調が高いような気がします。 能楽師ですよ。 舞台は主に京都。 なので、ほとんどの登場人物が京都弁を話しています。 私は関西の人間なので、関西弁とか京都弁で語られる会話とかあると嬉しいですね。 それだけで、萌えるというか・・・(笑) 能楽師の左近(受け)は二年前に同性との痴情のもつれで刃傷沙汰を起こし、京都を追放されていました。 もともと思い合っていた恋人(笛方)がいたのに、地位のある人間に横恋慕され、相手がその現場を誤解してしまったことによるんですが。 警察沙汰にはならなかったものの、二人は別れることに・・・。 そんな左近が、京都に呼び戻され、宗家の息子(橘平)の相手役にと抜擢されます・・・。 橘平くんは高校二年生ですが、ものすごく大人で、凛々しい若者です。(こういうところが、なんとなくハーレっぽい?) 左近の心の中に未だ、かつての恋人(慎也)が住み続けていると知りつつも、果敢にアプローチしていく姿はほんまに高校生かいなと思わされます。 でも、すごく一途。そして、頼もしい。 決めたら一直線というのも若さの表れで、見ていて清々しい思いでした。 でも、もう一つの愛も終わってはいなくて・・・。 元彼(慎也)と橘平との間で左近は大いに揺れます(ここも、ハーレっぽい。) 例のごとく、うまくまとめる頭がないので読んで、納得してください。 シナプスがしっかりしてて、無理なくグイグイ読ませます。 恋愛模様だけじゃなく、人間の強さともろさも巧みに描かれていて・・・。 どんなことがあっても左近を諦めない橘平くんの想いの熱さは他の小説にもない感じです。 執着とか、独占欲とも少し違うような。 左近も最後には本気になりますからね。 ほだされたというよりも、感動からでしょうね。 随所に能関係についての知識が散りばめられているし、よく研究されて書かれたものだなと思わされました。 古典芸能の話って、BLに限らず好きです。 なんか、ロマンスがより深いような気がして・・・。 結構、悲恋物が多いのは伝統を継承していかなきゃならないという運命があるからでしょうね。 ただし、この話はハッピーエンドで終わります。ご安心を。 |
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