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2008.11/7開始。BLと猫とドールをこよなく愛しています。
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かわい有美子さんの『EGOISTE』を読み返しました。

初めはなかなか進まなかったのですが、読み始めたら一気でしたね。

タイトルの『EGOISTE』というのは香水の名前だったのですね。(古谷さんが女性との情事の後必ずつけていたらしいとか。)

私はてっきり、古谷さん(攻め)のことかと思ってました。

この人は学生時代は普通の人だったらしいのですが父親を病院の不手際で亡くして以来、人がかわったように冷たくなってしまったんです。

それが、白井(受け)と出会ってから、またもとの彼に戻っていくという・・・・。

ものすごく簡単に言うとそんな話です。

でも、それまでにかなりいろんなことがあります。

古谷さん、相当酷い人でした。最初の方は。

白井さんを苛める、苛める。

二人ともお医者さんなんですが、古谷さんは36歳で循環器科医長をされてるエリートで、方や白井さんは25歳の研修医。

上司と部下です。しかも、同じK大卒。

線の細い白井さんは境遇が気の毒と言うか、家族の愛情に薄い人で、常に自信がないんです。

愛情そのものに飢えているようなひとなんですが、その人に古谷は興味半分に近づき、ものすごく振り回します。

早い段階で一緒に暮らそうと言い出し、それを拒む白井さんを自宅のプールに突き落とすわ、水に顔をつけるわ、相当危ないことをしています。

そもそも、お酒を飲めない白井さんが飲み会で酔わされて、送っていった古谷さんを誘ってしまったことが運のツキだったわけですが・・・・。

結局、古谷さんは甘えられる人が欲しかったんでしょうね。

その相手がなぜに白井さんなのか・・・・それは謎なんですが・・・・。

結婚寸前まで行っていた小児科医を振って、白井さんを選んだんです。

でも白井さんはなぜ自分に古谷さんがこうまで執着するかわからないのでずっと不安で、好きだとわかってからも別れることしか考えられないんです。

そんな白井さんの前にその小児科医の女性が現れ、自分はやはり捨てられると思ってしまった白井さんは憎まれている兄に頼んでまでも遠くの病院へ変わろうとするんですが・・・・・。

追いかけてきます。

なりふり構わず。

そのシーンがなんとも映画を見ているようでジーンときます。

古谷は白井が自分を捨てていくと思ったみたいです。

どんだけ依存してるんやって感じです。

それくらい、本当はもろい人だったんだろうな、強く見えて。

白井さんにはとても仲の良い看護士さん(女性)がいるんですが、この人が本当にいい人で・・・・。

白井さんを精神的に支えています。

白井さんも彼女には相談したりして・・・・。

二巻では古谷さんの女性関係を誤解した白井さんがまたとんでもないことをやっちゃいます。

ものすごくシリアスな調子で進み、重厚な物語の印象がするんですが、なんか書いているとコメディの要素が・・・・。

本当に古谷さんは大人なんだけど、子供じゃんって思うことをよくされてるんですよね・・・よーく考えてみたら。

とりあえず、白井さんのお母さんが怖いです。

どういう風に怖いかは読んで知ってください。

ところどころ、白井さんのかわりに妬きたくなるところが出てきます。

実際、何もありませんが・・・・。

とにかく、すごくもてる人なので・・・・・。

そういう人を恋人にもってしまった白井さんはこれからも大変だと思います。

でも白井さんも古谷さんの愛情をいっぱいに受けて、美しく(?)変身されたんですよね、実は。


★あらすじ★

儚気な美貌をうつむきがちに隠した研修医の白井は、新たな配属先の医長、古谷と出会う。冷徹で尊大な古谷の魅力に惹かれながらも、己の性癖を引け目に思うあまり、自分の気持ちを臆病に認められないでいる白井だったが、強引な古谷に絡め取られるように関係を持ってしまい…。

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一時期治まっていた隣人の嫌がらせがまた復活しました。

もう、言葉もない。

こちらへの嫌がらせというより、鬱憤晴らしみたいな気がする。

本当に当たりたいところへは当たれないから、手近で、反発がないところへしよう・・・という意図が見える。

こちらがお伺いを立てるというのは、もう馬鹿馬鹿しくてしたくない。

自分の不遇やストレスを他者に向けて、それでスッとしてるんだろうか。

そういう人の頭の構造はやはり理解できない。

相容れない。

普段、顔を合わすといい人の仮面をかぶって、誰よりも取っ付きやすい態度をされるけど、薄ら寒いとしか思えない。

その人の心に闇があって、その人の責任だけではないかもしれないけど、それでも、ここまでくると最低でしょう。

どうして、平穏に暮らしてはいけないのだろうと思う。

何も大きなものを望んでいないのに。


昨日、『やさしさ』について、考えたけど、少し『やさしさ』から離れてみようと思う。

『やさしさ』を意識するから、普通の行為も『やさしいことか否か』にはっきり分かれてしまうのではないのか。

普通にする。

それが結果的に『やさしい』ことだったら、それでいいだけのこと。

普通にする・・・っていうのは、でもむずかしい。

この場合は自分を基準に・・・。

一般論を基準にすると、また悩むので。

結局、気分に左右されるってことになるかも・・・ですが。

でも、それが案外、正解ってこともあるし。

あ~、もうわからんから、なるようにするっ!


長い前ふりのあとですが、ちょっとだけレビューを・・・・。

かわい有美子さんの『透過性恋愛装置』。

この本は最初読んだ時はあんまりいいと思えず、すっかり手放したと思っていました。

でも、かわいさん好きの私としてはもう一度読んでみたくなって、新たに購入しようかと思っていたら、なんと本棚の奥から出てきて・・・・。

ものすごく得した気分でした。

で、読み直すとすごくよかった!

主人公の北嶋はかなり性格が悪い感じで絶対、共感できない人だったんですが、牧田に出会ってから、これほど変わるのかというくらい、面白いほど変わっていって・・・。

その変わって行く過程が、とにかく興味深い。

本当に初めの頃の彼はただの鼻持ちならないヤツだったのです。

自分勝手で、ワガママで。

でも、仕事の関係で牧田という自分よりも大人の仕事のできる、穏やかな人間に出会ってから、自分のことより、頭の中が『牧田』一色になってしまう。

それまでは自分が一番大好きだった人がです。

会いたくて、会いたくてたまらなくなって、彼は最寄の駅でもないのに、牧田が乗り込む駅に毎朝行って、同じ電車に乗り、遠くから彼を見るというのを日課にまでしてしまいます。

そして、牧田に見つかって、とうとう、告白してしまうんですが・・・。

振られます。

牧田にとっては、ずっと仕事を回して欲しいからくっついてるんだろうな位にしか思っていなかったようだし。

それが、『好きなんです。いつも、あなたのことばっかり、朝から晩まで考えています。前の奥さんよりあなたを幸せにしてみせます!』なんて、突然言われたら、誰だって、びっくりする。

牧田ははっきり、プライベートなことに関して人に言われたくない(奥さんのこと)、同性に恋愛感情は持てないと告げ、北嶋を残し電車に乗り込みます。

それから、ストーリは思わぬ方向に向かっていくんですが・・・・。

牧田さん、大人です。ただ、ただ、大人というしかない。

包容力、ありすぎ。

北嶋はものすごい人を恋人にしたよね。っていうか、よくものにした。

人生の全ての運を使って得たっていっても過言じゃないくらいの人だもの。

ショートストーリーで、電車のシーンがまたあるんですが(北嶋は遠回りして牧田と一緒に出勤するというのをまだやっています)、そこでの会話がすごくいい感じです。

毎朝、牧田のことをチラ見しているOLさんがいるんですが、その人に対して、『あの女、また見てる』とか、『あのブス、色目使いしやがって』とか、北嶋が言うわけです。

それを牧田は『そういう言い方はよくないよ。人の容姿をそんな風に言うのはよくない』って、やんわり諭すんです。

それに対して、赤くなって小さな声で『ごめんなさい』という北嶋。

あー、まったく初めの彼からはまったく想像できない可愛らしさです。

続編、ないかなぁ。

かわいさんのは、どこのページを読んでも面白い。

新鮮っていうか。

いつか、『EGOIST』のレビューもしなきゃと思うんですが・・・・。

私がかわいさんにはまった第一作ですので。

でも、こちらはテイストがガラリと変わるので、むずかしい・・・・・。



あらすじ◆若手建築士として注目を浴び、己れのルックスにも自信を持っていた北嶋は、とあるコンペでホテルマンの牧田と出会う。その落ちついて控えめな物腰を軽んじ、コンペで最優秀賞を逃したことで牧田にいちゃもんをつける北嶋だったが、常に大人の余裕を持つ牧田に諌められ高慢な鼻をへし折られてしまう。それをきっかけに牧田の人間性に触れ、恋に落ちてしまった北嶋は、思い付く限りの策を弄するのだったが…。

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ももが膝で寝てしまいました。しかも腕枕に左手を取られてしまった・・。

片手でキーを打つのはとても難しいです。

せっかく、かわいゆみこさんの本のレビューをしようと思ったのに・・・。

どこまで出来るかわかりませんが出来るとこまでやってみますね。

1998年ごろにショコラノベルズから出た『猫の遊ぶ庭』です。

かわいさんは今は『かわい有美子』で執筆されてますよね。

『透過性恋愛装置』は比較的新しい作品ですね。(『上海人魚』も好きでした!)

でも私はかわいさんと言うと、『EGOIST』が思い浮かんでしまいます。

今日アップするのは、それらではなく、かわいさんの作品の中で一番明るいのではないかと思う学生同志の恋愛物語です。

この本はなかなか手に入らなかった本で・・・。

ずっと探してて、ようやく中古書店で見つけました。

全部で二巻あります。

舞台は京都の有名なK大学のとある寮。

大学院に進んだ織田(攻め)は今まで住んでいたアパートを諸事情で出なければならなくなり、新しい住処を探します。

でも、仕送りも止められた織田が住めるような安アパートはなかなか見つからず、友人のススメで大学の寮に住むことに決めます。

この寮がとてつもなくオンボロ寮で・・・。

また、住んでる人間が一癖も二癖もあるような人たちで、織田はさっそく逃げたくなるのですが・・・。

織田が恋をするのがそこの寮に住んでいる二年先輩の杜司篁嗣です。

まさに掃き溜めに鶴のような、俗世間から乖離したような御仁。

織田は銭湯で偶然、杜司に出会ってひとめぼれをしてしまいます。

それまで同性を恋愛の対象にしたことがなかったので、それが恋だとはしばらく自分でも気付きません。

ただ、杜司のことが知りたくて、知りたくて、気持ちが抑えられなくなってしまいます。

そして、知りたいばっかりに寮生に麻雀でカモられます。

でも、少しづつ杜司についての情報を仕入れ、接近を試みるのですが・・・。

杜司さん、整頓が出来ません。よって、部屋の中は魔窟です。

織田は野生動物の巣のようだとまで言っています。

でも、その部屋を見てしまったことにより、掃除をしてあげたいという気持ちから、織田は杜司に懐に一気に入っていってしまいます。

毎日入り浸って、掃除をし続けます。

綺麗になったら、部屋の模様替えまでしちゃいます。

けなげです。

一直線というか・・・。

杜司は恋愛というものを今までしたことがなく、織田の気持ちをどう汲んだらいいかわかりません。

で、ちょっとすったもんだあるんですが。

この本の中に引き出しがいっぱいあるって感じがしました。

いろいろなエピソードが小出しに出てきます。

なので、読んでいて飽きないし、ワクワクします。

登場人物がたくさん出てくると、書き分けるのに大変じゃないかと思うんですが、寮の面々にしても特徴がよく捉えられていて、すごいと思いました。

見てきたことを書いてるんじゃないの?って、思えるほど細かいところにも気がついてはったし。

読み応え、十分です。

しかも、今市子さんがイラストを担当されてて、雰囲気がぴったりなんです。

二巻目はこれから読み返します!

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